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革命的!オタク研究連合

「職場のオタ権」と「革命的へたれ同盟」による、超ヘナヘナ連合のブログです(仮) サ~クル-MOMENT-&Le Chevalierのイベント参加情報も随時更新!!

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召喚9(ロックゴーレムと少女)




ロックゴーレムと少女

戦火の下を
たった一人生き残った娘

瓦礫となった世界に
へたりこみ 何思う

目の前に転がる
家族の亡骸すら映していない
瞳は虚空をさまよっていた

心が壊れた娘
青く晴れ渡った空

そよ風がやさしく頬をなでた

がらくたとなった世界で
大きなリボンが
蝶々のようにひらひらとゆれた

迎えが来たのはその時

虚空を見つめるその前で

瓦礫がガラガラと崩れ
ひとりでに組み合わさり

滑稽でぎくしゃくとした姿を作り出した

娘の父親が死の淵で
呼び出した木偶人形

いくばくもない余命に

たった一つの命令を下されていた

亡き主が託した願い

娘を安全な場所へ連れていくこと

かぼそい手を引き
軽々と両腕に抱き上げて
よろめきながら木偶は歩きはじめた

娘はあらがいもせず
なすがまま揺られていた

瞳に光は戻らず
わけもわからず

文明の跡形さえなくなった

誰一人いない
晴れ渡る青空の下

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  1. 2005/09/19(月) 20:56:29|
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召喚8(海を渡る翼)




海を渡る翼

漁師の娘は焦がれていた
海の向こう 宝の島
言い伝えに聞く 楽園の噂

悲しみはいつでも日常の中
夢にまで見る願いは
陸に住む者の定めに縛られ
とどかない

海を渡るための手も
波を蹴るための足もあるのに

きっと辿り着く前に
溺れてしまうと知っているから

遥か遠く白波の先を
羨望のまなざしで見つめるだけ

もしそこまで行けるなら
突然の嵐にも
過酷な徴収にも
もう何にも追われることはない

使い切れないほどの財宝で
みな豊かに暮らせるのに

海を見ながら呟いた
少女の独り言に
旅の老人は手を差し伸べた

海にかざした老いぼれた手が
長い旅の幕開けとなる
翼をもつ魚を呼び出した

おいきなさい若い人よ

その翼ならどこまでも海を渡れる

望みを叶えるために行きなさい

そして少女は旅立った
かぎりない海原を
見果てぬ夢を追いかけて

だがはたしてこの旅は

幸せに辿り着くことが出来るのか

純粋にも愚かな賭けの結末が
たとえ財宝の山だとしても

怪物の背に乗り
流れた月日は
取り返しのつかないほど長く

すっかり大人になった彼女は
同じ苦労を乗り越えて
生まれ故郷へと戻れるのか

夢に費やした時は
きっと下界の全てを塗り替えて

彼女のことなど
遠い昔話になっているなら

あまりに残酷すぎて
あまりに滑稽すぎて

もうどこにも行けやしない

海を渡る翼に別れを告げ
少女だった娘は待つだろう

財宝の島で
理想の楽園で
いつまでもいつまでも
年もとらずに

いつか私と同じように
夢を追いかけて辿り着いた人がいたなら

慰めあい
愛を語り

得られなかった幸せを取り戻そう

そうすればいつか

楽園を離れる覚悟もできるはず

その時こそ帰ろう
両親も待たぬあの漁村へ帰ろう

何十年何百年かかろうといつか・・・
いつか・・・

波をのみこみ羽はばたかせ
私の元に帰ってくる

海を渡る翼に乗って
  1. 2005/09/18(日) 01:38:44|
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召喚6(炎人)




炎人

黒煙を上げるほどの炎が
耐熱のコートを焦がす

眉をしかめ
術者は両手を広げる

徐々に少しずつ
ゆらゆらとゆらめきが

人の形をたもつ

人ならざる精霊

真っ白な目をして
触れるものはすべて
消し炭へと変えて

地脈の底
マグマより生まれた

はるか昔
マグマに沈んだ

神のなれの果て

圧倒的な業火の前に
言葉も焼かれ
思考も焼かれ
肉体も焼かれ

滅びることもできず

ただ魂のみが炎をまとい
今もさまよう

人の形をたもった

人ならざる霊

  1. 2005/09/16(金) 00:40:35|
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召喚5(魔性の剣)




魔性の剣

その召喚士はいつも
力を欲していた

他を圧倒できる
何者も破壊できる

彼の臆病を笑うものを
彼の非力を嘲るものを
彼の弱さを知っているものを

見返せるだけの力を

ずっとずっと彼は
心の中だけで願っていた

揶揄にも野次にも
彼に何も期待しない
当然の黙殺にも耐えながら

耐えているということすら表に出さず
困った笑みを浮かべながら

そのうち自らも心の深みに
沈殿していく憎しみを
日々の生活の中で
忘れ去ろうとしていたころ

叶わぬはずの願いを叶える
禁断の扉を開けてしまった

偶然にも呼び出してしまったのは
魔界に潜む兄弟の剣

やつらは彼がずっと欲しかったものを
いともたやすく与えてやった

力がなくても破壊できる
勇気がなくても人を殺せる

憎しみが喜びへと転換し

両刀から溢れ出る邪悪な意思は
ただ蹂躙する愉悦へと彼を誘う

開けてはならなかった
手にしてはいけなかった

たとえ弱いままでも手に出来る
ささやかな幸せがあったろうに

おぞまさしや恐ろしさを
感じることもなく

彼は魔道に堕ちた

生み出すための手は
呼び出すための声はどこにいった?

魔剣を操り血を流し
随喜の果て狂った叫びをあげるのみ

血塗られているだけの荒野は続く

もはやそれだけが
よりどころの獣が一匹

二刀をたずさえ駆けてゆく

  1. 2005/09/15(木) 02:45:52|
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召喚4(迅雷)




迅雷 

旅の途上で
依頼を果たした
幼き召喚士

住処の街へ
はやく戻ろうと

呼び出しし異郷の獣

雷鳴のごとく
地に降りし
天かけるは
風の如し

その獣
主の命ずままに
黒毛の足で
いかづちを放ち

何千里を駆け抜ける

後に残るは
炎の残り香

天より舞い落ちる
白毛は祝福のしるし

迅雷の走り去りし跡

幼き召喚士の急ぐ先

住処の街へと
いかづちが駆ける
  1. 2005/09/11(日) 00:01:39|
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